(財)たましん地域文化財団発行季刊誌「多摩のあゆみ」に酒井哲が連載しているコラムです。多摩に現存する近代建築を、洋館を中心にその魅力を紹介します。
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「ノコギリ屋根」は工場建築に多く採用されてきた屋根形状で、ギザギザな屋根が鋸の歯に似ていることからこのように呼ばれています。優れた採光性のある屋根として、繊維産業に限らず、規模の大きな工場建築に取り入れられました。昭和初期に建てられた、昭和飛行機工業の巨大なノコギリ屋根の建物である東工場を訪ねました。設計は山下寿郎建築事務所です。
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都内には戦前に建てられた西洋様式建築風の水道施設が数多く現存しています。今回見学した山口第一取水塔、村山下第一取水塔も、その例外ではなく魅力的な様式建築でした。建物に求められている機能からすると、これらの意匠は必要不可欠なものではなく、あくまでも装飾ですが、それぞれの個性を競うように異なった外観で設計されています。今回は水道施設の意匠を探ってみたいと思います。
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