item2a 建築家と新築・再生・リフォームする家 TownFactory(タウンファクトリー)一級建築士事務所
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■八千代の家
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■現在進行中

昭和61年建築の在来木造住宅の再生(大規模リフォーム/リノベーション)計画です。

依頼主の要望は
「趣のある和風なイメージを残しつつも、
 耐震と居住性能を向上させ、現在の生活に則した住宅に再生させること」でした。

既存建物の確認申請等の基礎資料は残っていましたが、構造図がなかったため、設計の事前作業として構造と損傷の現況調査と耐震診断(精密診断)を行いました。建物の状況を把握し、再生案を組み立てて行きました。

タウンファクトリーでは、既存の耐力壁の有無だけでなく、耐力壁が土台と梁の間に適正に配置してあるか調査し、建物の架構全体の中で検討します。

・耐震性能について
昭和56年以降の建物なので、新耐震基準に準じた設計となっていましたが、平成12年改正の金物が使われて
いませんでした。地震に対して適正に耐力壁が働くように現行の基準まで耐震性能を向上させました。また、既存の建物では梁や柱の位置が適正でない箇所がいくつかあったので、今回の再生計画で合わせて是正しています。

木造部評点(安全率)は高い程いいという訳ではありません。評点が高いということは、壁が堅くなるので、その分多くの金物を必要とします。既存の壁を落とす場合は柱と梁を補強する事は可能ですが、土台と基礎を金物補強する場合はコンクリートに穴を開ける作業になるので、必要最小限にひかえるのが理想的です。構造計算により、柱に生じる引き抜きを検討し、既存の基礎に引き抜きが生じないように、耐力壁をバランスよく配置します。

・居住性能について
既存の建物では、グラスウールの断熱材が使われていましたが、断熱材が入っていない箇所があったり、また結露で黒ずんでいる部分もありました。今回の再生計画では、断熱性能を次世代エネルギー基準まで高めることを目標としました。

「透湿」、「防湿」、「断熱」、「気密」など、住宅に求められる性能は様々ですが、素材の持つ特性を生かして、性能を向上させるのが理想的です。

 2010年の冬に竣工予定です。