リフォーム(リノベーション)か、建て替え(新築)か?
どちらにすればいいのか悩まれている方は多いようです。
リフォームは工事の規模や部位、目指す性能によって予算が大きく変わります。新築との比較となると部分改修や設備(水廻りと換気冷暖房)の更新だけでなく、建物の性能(耐震性、断熱性等)も新築同等まで上げる、全面リフォーム(スケルトンリフォーム)となることが予想されます。
一言に全面リフォームと言っても、リフォーム(増改築)する家の坪単価が70万円/坪なのか、あるいは100万円/坪なのかによって工事は大きく変わります。さらにリフォーム(リノベーション)後に求めているイメージによっても、変化します。
また、古い建物程、空き家の状態の長い建物程、工事費は高くなる傾向にあります。特に昭和56年(1981年)に耐震基準が改訂になったために、それ以前に建てられた住宅は耐震性能の大幅な見直しが必要となるケースが多く、工事箇所が増えるようです。
以上のように、既存家屋の程度や状況、求める仕様や性能によってばらつきがありますが、今までの経験からすると全面リフォーム(スケルトンリフォーム)は新築の坪単価の90%程度でできると算段できます。
リフォーム(リノベーション)か新築(建て替え)かの判断を費用面で比較しても、リフォームは新築よりも若干安い程度で、アドバンテージはありません。従って、全面リフォームを検討される場合は、工事費以外の要素、家を直したいという家族の思い入れがあったり、再現するのが難しい良質な建物の修繕など家に対する住まい手の価値観によるところが大きいようです。
リフォーム(増改築)で重要なのは、既存の建物状況の把握です。タウンファクトリーの建物調査では耐震性能、劣化、断熱、バリアフリーなど、快適に生活するための様々な指標で診断します。調査は建築病理学に基づいた(一社)住宅医協会の調査方法に準じて行ないます(TownFactory酒井は住宅医です)。さらに既存家屋のデザインや構法的に優れている部分のアドバイス行なっています。まずはご相談ください。