お盆休みも残すところあとわずかとなりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
裏山の様子は一見７月と大差無いように見えると思いますが、窓越しに見える樹木（名前がわかりません、、、）に実が付き、鳩が争うように食べにきています。実りの秋の到来といった感じです。

ハロリバディのご案内とこの一ヶ月間のダイジェストをお伝えしたいと思います。

■08月27日は第４土曜日、ハロリバデイの日です。

ハロリバデイは毎月第４土曜日に事務所を開放し、誰でもふらっと立ち寄れる日のことです。以前の御茶ノ水事務所が神田川沿にあったことから「Hello River Day（ハロ・リバ・デイ）」としました。日野駅前事務所は、身近に川はありませんが、段丘に面した場所で自然が豊です。ここでも建築相談だけでなく、街や生活のこと等何でも話し合える「場」として事務所を開放したいと思っています。設計事務所って何やっているのだろう？という素朴な疑問や、とりあえず覗いてみたいという方も、この機会に是非お立ち寄り下さい。

・予約等は不要です。どなたでも参加きます。
・費用はかかりません。気軽にお越し下さい。
・毎月第４土曜日　13時～17時
・タウンファクトリー日野駅前事務所にて開催

191-0061 東京都日野市大坂上 1-29-1-2階
TEL：042-582-3955

※一般論の相談ではなく、具体的な案件の相談をご希望な方は事前に連絡下さい。


■TownFactory　2016.08月　月間日誌

・HRK改修工事　９月中旬竣工予定
昭和47年築の店舗併用住宅の改修工事（耐震補強、部分断熱改修）です。
階段の改修が無事終わりました。狭小地の場合は階段の上り下りと梁の位置関係がシビアになりますが、今回もギリギリのところで納めているので、寸法に間違いのないことは分っているのですが、できあがるとホットします。いい階段になりました。大仕事も間も無く終了の予定。これから内装の仕上げが急ピッチに進みます。

・SZK改修工事　10月下旬竣工予定
昭和45年築の専用住宅の改修工事（耐震補強、部分断熱改修）です。
耐震補強工事が終了し、大工による内装の下地工事が進んでいます。リフォームは既存部分との取合いをどう納めるのか、悩み事が尽きません、、、、。その都度、何が最善の解なのか、現場で検討して進めています。

・LVV維持管理計画
昭和３年に建てられた専用住宅（現在は店舗）の修繕工事です。
ここは特殊な案件で再開発の予定があるため、店舗とのしての性能を３〜５年維持したいという、今までにない案件です。TownFactoryは設計ではなく、工事の立案と監修のような立場で関わっています。修繕の方針としは「劣化の進行を止める」ことを目的とし、必ずしも劣化・損傷部を修繕する訳ではないことがこの案件の難しいところです。しかしながら、店舗の営業に支障のある雨漏れ等は直さなくてはなりません。先日、ようやく雨漏りの是正工事が終わりました。雨漏れの疑わしい部分に、ＵＶカットシートを被せました。シートがお客様の動線から見えると興冷めになるので、視界に入らないよう工夫しながらの屋根を覆いました。風でシートが飛ばないようにロープで縛っていますが、これからの台風シーズンが気になるところです。

・HSG改修工事
大正15年に建てられた住居兼下宿屋の改修工事です。例によって、既存建物の図面等の資料がないため、既存建物の実測と劣化状況等の詳細調査から始めることになりました。先日行政の耐震診断助成決定通知が届きました。９月から調査診断業務が開始します。

・JMB維持管理計画（COCOON設計室への設計協力）
昭和17年に建てられた別荘住宅の修繕工事（現状の性能を維持することを目的）です。
お盆休み調査診断結果と今後の修繕計画案を報告してきました。ご家族で今後の住まい方を含めて検討いただくことにし、ひとまずお休みです。

・KWH整備計画（COCOON設計室への設計協力）
昭和６年に建てられた絹産業遺産を登録有形文化財にし、保存活用計画を策定するお手伝いしています。

※COCOON設計室
2007年より市民活動で関与していた昭和初期に建てられた絹産業遺産を具体的に整備するための基本構想等の業務を行うために、有志で立ち上げた一級建築士事務所です。TownFactoryの太田陽子が代表となり６月末より正規式に始動しました（TownFactoryのホームページの所属建築士も変更できておりません……いろいろとバタバタしておりますが、８月に入れば物事が落ち着く見込みです）。

・多摩のあゆみ「建築雑想記」
国立のレストラン「ル・ヴァン・ド・ヴェール」を紹介した号が発行されました。
次号の取材予定は高尾の旧浅川支所です。