建築知識8月号特集「成功する耐震改修、たった一つの法則」の執筆をお手伝いしました。
最近はいつ大地震がきてもおかしくないと言われているので「耐震補強」という言葉が注目されているように思います。明日の大地震のための備えとして耐震補強を行うのか、リフォームの中で向上すべき性能の一つとして耐震補強を行うのか、改修のコンセプトによって改修内容が大きく変わります。しかしながら、耐震補強工事は建物の骨格に関わる工事となるので、耐震補強単体で行うと建物に対して無理をすることにつながりかねません。一方、間取りや断熱性能等の他の改修項目が増えると、設計や施工も時間がかかるので、竣工する前に地震がくる可能性も無いとはいい切れないところがあります。やはり建物所有者が今後どのくらい建物を使っていきたいのか、大まかな時間の設定が重要となります。タウンファクトリーでは「建物の将来の利用状況に応じた改修計画の考え方」をHPで紹介しているので、こちらのページも参照いただけると幸いです。
建築知識 2018年8月号
- 2018.07.22