建築なんでも相談日:延期
- 2020.05.03
緊急事態宣言が更新され、さらなる自粛の1ヶ月がスタートしそうですが、皆様いかがおすごしでしょうか?
新型コロナウィルスと年度末提出の案件作業に追われて、ここのところホームページの更新が滞っており、失礼しました。事務所の裏山はいつもと変わりなく、新緑の季節を迎えました。事務所と自宅が徒歩数分なことから、事務所での作業も変わりなく継続しています。変わったことは、現場監理の業務以外は電車に乗らなくなり、外食もしなくなりました。遊びに出かけることもできないので、事務所作業と裏山いじりに精を出しております。
Stay Home期間が続き、家にいる時間が自ずと長くなっていることとを思います。リフォームや建て替えを検討している方は、家のことを改めて考えるよい機会になっているのではないでしょうか。事務所を開放した[建築なんでも相談日]は延期していますが、個別の相談等は随時承りますので、気軽にご連絡ください。
建築相談日延期のお知らせと、この2ヶ月間のダイジェストをお伝えします。
■建築なんでも相談日は緊急事態宣言が解除されるまで延期としました。
建築なんでも相談日は毎月第4土曜日に事務所を開放し、誰でも立ち寄れる日のことです。具体的な建物相談だけでなく、新築やリノベーションを検討しているがどのように進めればよいのかわからない、建築家に相談したいが迷っている…等、また、設計事務所って何をやっているのだろう??という素朴な疑問の方も、この機会を是非活用して下さい。
※相談日の延期中も、メールでのお問い合わせは継続しているので、お問い合わせフォームをご活用ください。
■TownFactory 2020.02月〜4月間のできごと
・OCI新築工事
築45年の木造家屋の建て替えプロジェクトです。この家は柱を総ヒノキにした和風住宅です。和風と言っても数奇屋等の格式張った意匠ではなく、45年前にご両親が建てた昭和の家のイメージを引き継ぎついだ、落ち着いた家づくりとなっています。新型コロナウィルスの影響で衛生機器の現場搬入が遅れ危惧されましたが、なんとか工期に間に合う範囲で入荷でき、予定通り5月下旬に引き渡しができる見込みとなりました。
・SGT改修工事
築65年の旧木造校舎を簡易宿泊施設と事務所の複合施設にリノベーションするプロジェクトです。東京都に現存する数少ない木造校舎なので、その魅力を損なわずにリノベーションすべく保存活用計画を策定し、設計を進めました。現在は実施設計が終わり、見積もり期間中です。改修後には国の登録有形文化財への登録も目指しています。
・KWH改修設計
昭和7年築に建てられた絹産業遺産を修繕するプロジェクト(担当:COCOON設計室)。躯体工事が終わり、外装・内装工事が始まりました。
・リクシル 住む人オンライン
リクシルオーナーズクラブのWEBサイト「住み人オンライン」で「和モダン」についてのインタビユー記事の連載(全3回)がスタートしました。
・多摩のあゆみ
177号が発行されました。今回ご紹介するのは、東村山市の「百才 ももとせ」です。「百才」は空き家だった日本家屋をコミュニティスペース・アトリエ・カフェスタンドの入居する文化複合施設として再生した建物で、地域の歴史的建造物の維持と空き家の活用という二つの難問を解決した好例です。「多摩のあゆみ」は多摩信用金庫で無料配布されている郷土誌なので、お近くの たましん で是非ご覧ください。