日野市の新選組のふるさと歴史館にて、旧農林省蚕糸試験場第一蚕室(桑ハウス)の保存修理工事が竣工した記念として「日野に誕生した桑と蚕の研究所物語」展（令和3年10月2日〜12月12日まで）が開催されています。仲田の森遺産発見プロジェクトで長年応援してきた桑ハウス関連の展示会ということもあり、酒井と太田も微力ながら協力させていただきました。仲田の森遺産発見プロジェクトでまとめた保存活用に向けた復元調査報告書、ものつくり大学のインターンシップの学生と作成した桑ハウスの模型の展示に加え、2007年の「多摩のあゆみ」の建物雑想記の記事を桑ハウスの歴史的建造物としての価値を周知した最初の資料として紹介していただきました。桑ハウスを初めて見たのは2006年の夏でしたが、このような日が来るとは……実に感無量です。
写真は10/9日の第一蚕室の現地解説の様子です。１時間の建物解説を太田が担当しました。期間中に５日間、桑ハウスの特別公開日がありがあります。保存修理工事が竣工した桑ハウスをこの機会に是非ご覧ください。

10月16日に行われた特別公開日の様子が、東京新聞に掲載されました。桑ハウスのガイドは設計・監理を担当した太田が行いました。