親族が建てた家を引き継ぎ、住まいに合わせて暮らしてきましたが、子供達も成長したことから、家族の生活に合わせた住まいへと、増築・リフォームすることになりました。リフォームのテーマは「家族みんなが納得する家づくり」となりました。コロナ禍でご主人も在宅勤務となり、間取りはもちろんのこと、素材や色彩も含めて、家族全員でリフォーム案を検討しました。その結果、既存の住まいの基本的な間取りを生かしつつ、増築を2カ所行う計画となりました。
縦長窓が印象的な洋風の外観イメージを引き継ぎ、西側に作業場と南東の角に玄関を増築しました。作業場は水路に平行に配置し、既存部分から斜めに張り出した楽しげな外観となりました。玄関を南側としたことで、家事動線の回遊性と、明るく開放的な場所が実現。玄関土間はガラス引戸とし、テラスと繋げ、一体の空間として、大人だけでなく子供達の来客時にも活用されています。作業場は家族(子供達の友達も!)のフリーアドレス的なワークスペースとして人気の場所になっています。2ヶ所の増築が新たな居場所となって生活に潤いを与えています。
「2階に子供達の個室を作ったにもかかわらず1階で過ごすようになり、子どもと友達の様子が家族で自然に共有できるようになった」と、リフォーム後の感想をいただきました。
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